「ペットシッター士って難しいの?自分でも取れる?」──ペット関連の資格取得を考え始めると、まず気になるのが難易度ですよね。
結論から言えば、ペットシッター士は合格率90%以上の取得しやすい資格です。ただし「誰でも受かる」わけではなく、落ちてしまう人には共通点があります。
この記事では、最新の費用・コース情報とあわせて、確実に一発合格するためのポイントを解説します。
ペットシッター士とは?資格の基本情報
認定団体と資格の位置づけ
ペットシッター士は、NPO法人日本ペットシッター協会が認定する民間資格です。ペットシッターとして必要な知識・技術を体系的に学べる資格として、業界では広く認知されています。
重要なポイントとして、独学での取得はできません。協会が認定する講座を受講し、所定のカリキュラムを修了することが受験の前提条件となっています。
動物取扱業の登録要件を満たせる資格
ペットシッター士は、動物取扱責任者の資格要件を満たせる資格の一つです。
2020年の法改正以降、動物取扱業の登録には「資格+半年以上の実務経験(または1年以上の飼養経験+教育機関卒業)」の組み合わせが必要になりました。ペットシッター士を取得しておけば、この資格要件をクリアできるため、将来の開業に直結します。
ペットシッター士の難易度レベル|初心者でも取れる?
合格率は90%以上──数字が示す取りやすさ
日本ペットシッター協会への問い合わせによると、ペットシッター士の合格率は90%以上。民間資格の中でもかなり高い水準です。
協会指定のカリキュラムに沿って学習すれば、ペット業界未経験の方でも十分に合格を狙えるレベルといえます。
他のペット資格との難易度比較
| 資格名 | 合格率 | 難易度の目安 |
|---|---|---|
| ペットシッター士 | 90%以上 | やさしい |
| 認定ペットシッター | 90%以上 | やさしい |
| 愛玩動物飼養管理士2級 | 約80% | ふつう |
| 愛玩動物看護師(国家資格) | 約88%(2023年) | やや難しい |
ペットシッター士は、ペット関連資格の中でも最も取得しやすい部類に入ります。
合格率90%でも落ちる人の特徴と対策
不合格になる3つのパターン
合格率90%以上とはいえ、約10%の方は不合格になっています。落ちる人には以下の共通点があります。
- テキストを十分に読まずに試験に臨む:講座を申し込んだだけで安心し、教材をしっかり学習しないまま受験してしまうケース
- 添削課題を軽視する:通信講座では規定回数の添削問題の提出が必要。ここを「とりあえず出せばいい」と流し作業にすると、理解が定着しません
- 学習スケジュールを立てない:特に通信講座(最長6ヶ月)では、計画なしに進めると後半で時間が足りなくなりがちです
逆に言えば、テキストを丁寧に読み、添削課題にしっかり取り組めば合格できるということ。特別な対策は必要ありません。
不合格時の再受験はどうなる?
万が一不合格になった場合でも、再受験は可能です。再受験の際は試験料のみで再チャレンジできます。ただし、一発合格を目指すに越したことはないので、添削課題の段階で苦手分野を把握しておきましょう。
コース別の勉強時間と費用を比較
3つの取得コース一覧表
ペットシッター士には3つの取得コースがあります。どのコースも試験内容は共通です。
| 項目 | 通信講座 | 通学コース | カルチャー講習 |
|---|---|---|---|
| 費用(税込) | 71,500円 | 126,500円 | 62,920円 |
| 期間 | 2〜6ヶ月 | 4〜6日間 | 自宅学習+通学2日間 |
| 場所 | 自宅 | 東京(練馬区・協会本校) | 全国のカルチャースクール |
| 勉強時間の目安 | 50〜100時間(自分のペースで) | 約30〜40時間(集中型) | 約20〜30時間(自宅学習+講習) |
あなたに合ったコースの選び方
- 通信講座が向いている人:仕事や家事と両立したい方、地方在住の方、自分のペースで学びたい方
- 通学コースが向いている人:短期間で集中的に学びたい方、東京近郊にお住まいの方、対面で質問したい方
- カルチャー講習が向いている人:費用を抑えたい方、最寄りにカルチャースクールがある方
費用を抑えたいならカルチャー講習(62,920円)、自宅で完結させたいなら通信講座(71,500円)がおすすめです。
試験内容と出題範囲|何が出る?
出題形式と問題の傾向
ペットシッター士の認定試験は筆記試験のみで、実技試験はありません。協会指定のテキストから出題されます。
主な出題範囲は以下のとおりです。
- 犬・猫の飼育管理と健康管理
- 小動物のお世話の基礎知識
- ペットシッターの実務(契約方法・訪問時の対応など)
- 動物愛護関連の法律知識
- ペットの栄養学・心理学の基礎
- ペットシッター経営に関する知識
どのコースを選んでも使用するテキスト・試験内容は同じなので、コースによる有利不利はありません。
効率的な勉強法3つのコツ
- テキストは最低2周読む:1周目はざっと全体像を把握し、2周目で重要ポイントをノートにまとめる
- 添削課題は「理解度チェック」として活用する:間違えた箇所をテキストに戻って復習すれば、弱点が確実に潰せます
- 法律・制度分野を後回しにしない:動物愛護法や動物取扱業に関する出題は、暗記が必要なため早めに着手しましょう
合格後は約3週間で合格証・認定証が郵送されます。
ペットシッター士と認定ペットシッターの違い
「ペットシッター資格、どれがいい?」と迷う方が多いのがこの2資格の比較です。
認定団体・費用・取得方法の比較
| 項目 | ペットシッター士 | 認定ペットシッター |
|---|---|---|
| 認定団体 | NPO法人日本ペットシッター協会 | ビジネス教育連盟ペットシッタースクール |
| 通信講座の費用 | 71,500円 | 72,000円 |
| 通学の費用 | 126,500円 | 約149,000円〜 |
| 合格率 | 90%以上 | 90%以上 |
| 取得期間(通信) | 2〜6ヶ月 | 約3ヶ月〜 |
| 動物取扱業登録 | 対応 | 対応 |
どちらを選ぶべき?判断基準
- 開業を視野に入れている方:ペットシッター士は日本ペットシッター協会の開業支援やネットワークを活用できます
- 費用を抑えたい方:通信講座の費用はほぼ同等ですが、ペットシッター士はカルチャー講習(62,920円)という選択肢もあります
- 全国で受講したい方:ペットシッター士のカルチャー講習は全国のスクールで受けられる点が強みです
どちらも合格率・難易度は同程度なので、費用・受講スタイル・認定団体のサポート体制で選ぶのがよいでしょう。
資格取得後のキャリア|開業・就職への活かし方
開業に必要な手続きと実務経験要件
ペットシッター士を取得しても、すぐに開業できるわけではありません。ペットシッターとして開業するには、動物取扱業の登録が必要です。
登録には「ペットシッター士の資格」に加えて、半年以上の実務経験(ペットショップ・動物病院・ペットシッター事業所など)が求められます。資格取得と並行して実務経験を積んでおくと、スムーズに開業へ進めます。
副業・在宅ワークとしての可能性
ペットシッターは副業との相性が良い仕事です。依頼は飼い主の外出時や旅行時に集中するため、平日は本業、週末にシッターという働き方も可能です。
開業後の収入は、1回の訪問あたり2,500〜5,000円程度が相場。固定客がつけば、副業でも月5〜10万円の収入が見込めます。初期費用も少なく済むため、リスクの低い開業方法として注目されています。
まとめ|ペットシッター士は初心者にもおすすめの実用資格
ペットシッター士の難易度について、ポイントを振り返ります。
- 合格率90%以上で、ペット業界未経験でも取得しやすい
- 通信講座なら71,500円・最短2ヶ月で取得可能
- 動物取扱業の登録要件を満たせるため、開業に直結する実用資格
費用対効果の高さは、ペット関連資格の中でもトップクラスです。「ペットに関わる仕事がしたい」「将来ペットシッターとして独立したい」という方は、まず資格取得から始めてみてはいかがでしょうか。
まずは日本ペットシッター協会の公式サイトで各コースの詳細を確認し、自分に合った取得方法を選びましょう。資料請求は無料です。